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35mmフル画面とハーフサイズ画面に切り換え可能なのだけれど、切り替えレバーがフィルム室内にあり、フィルム装填時にどちらにするか決定を求められる。
35mm F3.5と60mm F5.6の二焦点で、別売のテレコンバーターを60mm時に装着すると、合成焦点距離が75mm(ハーフサイズでは110mm)になるが、これは所有しておらず。
通常はレンズが隠れていて、シャッターを押した瞬間にレンズバリアが開きレンズが飛びだしすぐにひっこむ。見ているとなんだか滑稽な動作だが、瞬間といっても一連の動作には時間がかかり、特にテレ側では鏡胴が飛び出しリア側にコンバージョンレンズがセットされ然る後にシャッターがきれるわけで、シャッターボタンを押してからのタイムラグがかなりある。
ハーフでしか使ったことがないが、結構快調に撮影できる。テレ側での写りが少々あまい感じではあるが、そこそこキレイな描写。問題は光量不足になると強制的にストロボモードになるところで、シャッタースピードが1/60から1/350までと若干せまく、感度100のフィルムでは日陰の方を向くとすぐストロボになり、感度400では快晴で完全にオーバーなので、これがなかなか難儀。スナップ時にストロボモードにならないかと心配になる瞬間が多々ある。
AFの性能だが、ハーフでは被写界深度があるのでテレ側でもハズすことはほとんどない。ハーフ時は巻き上げが速いので、シャッターのタイムラグと相俟って、なんとも独特の撮影リズムになりがち。
ハーフサイズには惹かれるものがあって、いつのまにか数台のハーフカメラを所有するはめに...
36枚撮りのモノクロのフィルムでとにかく撮りまくり、コンタクトプリントを作るとなかなか壮観。
最近は中判とハーフの組み合わせでスナップというのが気に入っており、35mm一眼レフを持ち出す回数が激減している。(〔2004.4〕最近はハーフも疲れてきた...)
このカメラにはフィルム装填日確認だとか、インターバル撮影機能だとか、成長記録機能だとか、カメラ底部にセルフタイマー撮影のためのチルトアップ機能があったりなど、使ったことも無ければ使う予定も無い機能が満載なのだが、そもそも使い方がわからない。もしかしたら全く知らない予想外の機能が実は搭載されているのかもしれず、そう考えると実に興味深いカメラ。
Canon Autoboy Tele 6
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CANON AUTOBOY TELE 6